ニキビまめ知識

背中のニキビ跡や色素沈着を防ぐには?原因を押さえて適切な対策を

背中ニキビとは?

背中ニキビとは、背中にできてしまったニキビのことです。特徴は、性別や年齢を問わず現れやすいニキビであること。その原因には、生活習慣も関係しているといわれています。さらに、背中は意識しないと見えないパーツであるため、ケアもおろそかになりがちです。ケア不足が悪化の原因になっていることも少なくありません。 そんな背中ニキビを早めに治すためには、それぞれの原因に応じた正しいケアを行うことが大切です。背中ニキビの症状に合わせて、適切な対処をしていきましょう。

ニキビが発生するメカニズム

ニキビが発生するメカニズムは、顔や背中など、パーツごとの違いはありません。
どのパーツも正常な肌であれば、毛穴に詰まりがなく、皮脂はスムーズに排出されていきます。
しかし、ストレスや睡眠不足などで皮脂が過剰分泌されがちになり、肌の新陳代謝も乱れると、毛穴に皮脂がたまりやすくなります。
これがニキビのはじまりである、「毛穴の詰まり」と呼ばれる状態です。
この初期段階の「白ニキビ」や「黒ニキビ」を放置すると、炎症を起こして「赤ニキビ」や「黄ニキビ」へと進行するため、早めの対処が肝心です。
とくに背中は見えにくいパーツのため、気が付いたときには進行したニキビになっていることもあります。
そうならないためには、鏡できちんと洗えているか把握しておくことも大切です。
状態によっては、医療機関への早めの相談が功を奏することもあるでしょう。

背中ニキビは悪化するとどうなる?

背中ニキビは悪化していくと、最終的にニキビ跡や色素沈着となって、簡単には治りにくい状態へと移行してしまう為、悪化させないことが大切です。背中ニキビは、症状が発生する前の予防と、できるだけ早い段階での対処を心掛けていきましょう。

背中ニキビ跡や色素沈着はなぜ起こる?

背中は、日常生活であまり意識的に見ないパーツのためケアがおろそかになりがちです。

背中ニキビが起こる原因

背中は、他の体の部位よりも皮脂分泌が活発な毛穴が多く集まっているパーツです。さらに、汗をかきやすく蒸れやすい場所でもあります。こうした環境は、ニキビの原因菌であるアクネ菌にとっても好都合。とても繁殖がしやすい場所なのです。

背中のニキビ跡と色素沈着の予防方法

背中のニキビ跡と色素沈着の予防、改善には、正しいケアの知識と生活習慣の見直しが大切になります。ここからは、背中ニキビ跡と色素沈着の予防方法について見ていきましょう。

背中ニキビやニキビ跡を予防する方法

背中の色素沈着を予防する方法

背中のニキビ跡と色素沈着を治すためにできること

ここからは、背中のニキビ跡と色素沈着を治すためにどんなことができるのかを、見ていきましょう。

背中のニキビも顔と同様のケアを

背中にニキビ跡を残さないためには、生活習慣を見直し、スキンケアを正しく行ってニキビができにくい肌へと改善していくことです。
もし、ニキビができてしまったら、顔のスキンケアと同じように、肌に負担をかけないお手入れを心掛けましょう。
なお、背中は顔に比べて皮膚が厚い部分ですので、角質を溶かすピーリング効果のある石けんやローションで角質ケアを行うと、ニキビやニキビ跡が少しずつ改善してくる可能性があります。
こうしたセルフケアでなかなか症状が良くならないときは、放置せずに皮膚科を受診してみてください。

ニキビかどうか迷う症状にお心当たりはありませんか?

背中ニキビが出ている方の中には、「正しいケアを行っているはずなのに背中ニキビがなかなか治らない……」「背中ニキビのようだけど、見た目が少し違うように感じる」などの症状を感じているケースもあります。このように、本当に背中ニキビなのかどうか迷っている、という方はまず皮膚科を受診しましょう。

なかなか治らない背中ニキビや、繰り返し発生するものの中には、別の原因や疾患が隠れている可能性もあります。こうした症状は、自分だけでは判断しきれないため、医師に診てもらうほうが安心です。

もちろん、一般的な背中ニキビだったとしても、早い段階で対処ができていれば、ニキビ跡や色素沈着も起こりにくいといったメリットがあります。「正しいケアをしているはずなのに治りにくい」「見た目やさわり心地に違和感がある」など、少しでも気がかりなことがあれば、早めに医療機関に相談しましょう。