正常な肌は、毛穴が開いているため皮脂がスムーズに排出されています。しかし、睡眠不足やストレスなどの要因が重なり、肌状態が乱れると、過剰な皮脂が分泌されてニキビへと発展していきます。
またニキビの種類はさまざまです。ここでは、ニキビの種類別のメカニズムについて見ていきましょう!
正常な肌は新陳代謝もスムーズで、20代は約1ヶ月で新しい肌へと生まれ変わっています。しかし、生活習慣の乱れや紫外線などにより新陳代謝のサイクルが乱れると、肌表面に古い角質がたまり続けていきます。これが「角質肥厚」です。この状態を放置すると皮脂や汚れが毛穴にたまり、白ニキビ・黒ニキビへと発展していきます。
また、ニキビの種類はさまざまです。ここでは、ニキビの種類別のメカニズムについて見ていきましょう!
思春期ニキビは10代に多く見られ、一般的に思春期を過ぎた20代前後から出る吹き出物は大人ニキビと言われています。
ニキビが起きる原因メカニズムは同じものの、思春期と大人ニキビ、それぞれ特徴的なこともあります。思春期(10代)のニキビは、ホルモンの働きが活発で皮脂分泌が盛んで皮膚が脂っぽくなることが影響しがちです。特に、皮脂や汗の量が多いTゾーンが、ニキビができやすい部分です。
大人の場合は、ストレスや体調不良などによってターンオーバーが乱れ、さらに肌の乾燥が影響して毛穴が詰まりやすくなります。 ほほやあごのUゾーンにできやすいのが特徴です。
思春期ニキビは小学校高学年から中学生の時期にでき始め、原因となるのが「男性ホルモン」などです。男性ホルモンは12歳~18歳頃までに多く分泌されるホルモンで、皮脂量を増やす作用があるため、ニキビを発生させます。思春期になると、女性でも男性ホルモンは分泌されます。
この時期にニキビが出やすい場所は額や頬で、あごや首、背中などにも出来ることがあります。
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大人ニキビの特徴は、化粧品やメイクによる毛穴の詰まりのほか、女性ホルモンが影響して生理前に悪化するケース、ストレスや睡眠不足、偏食など、生活習慣が悪化因子となっている場合も多く、大人ニキビは多くの場合でなかなか治らず繰り返しがちです。大人ニキビの対策は生活習慣を見直しつつ、正しいスキンケアを行うことが大切です。
ニキビを作らないためには、日常的なスキンケアを見直すことも大切です。ここでは、スキンケアのポイントを見ていきましょう。
日常のちょっとした習慣を見直すこともニキビを予防するためには大切です。ここからは、日常生活で気をつけたいポイントについて見ていきましょう。
思春期ニキビの多くは、過剰な皮脂分泌やアクネ菌の増殖、毛穴の詰まりなどが原因です。余分な皮脂を洗顔などで取り除き、肌を清潔に保ちましょう。また、思春期ニキビはTゾーンに集中する傾向があります。そのため、クレイパックなどを用いてニキビができやすい場所を重点的にケアすると良いでしょう。
スキンケアには、皮脂分泌を抑える化粧水やニキビケアに特化した洗顔料を使用することもおすすめです。また必ず保湿も行いましょう。
大人ニキビは、ストレスやターンオーバーの乱れなどに影響を受けますが、乾燥によって引き起こされることもあります。とくに、顔の中でも皮脂分泌の少ない頬やあごなどのUゾーンにニキビが集中しやすい傾向があります。
また、人によっては首やデコルテなどにもニキビができやすいことがあります。肌を清潔に保つことはもちろん、しっかりと保湿を行うことが大切です。