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肌から分泌される皮脂の量と質が問題で
ニキビや吹き出物などができやすくなります。
脂性肌の場合は、一般的に肌が厚めで、毛穴が広がりやすく、皮脂によるテカりが目立ち、くすんでいる、といった特徴があります。このように見えるのは、皮脂が過剰に分泌されていることが原因で、毛穴の黒ずみやニキビができやすくなります。
混合肌の場合、Tゾーンを中心とする、額や鼻やあごにニキビが出やすくなります。それ以外の顔の部位や体には特に問題がなかったり、あるいは乾燥しがちだったりします。「肌の表面はしっとりしているのに、肌内部の水分が不足している状態」のインナードライ肌の場合も、混合肌と同じく、水分量が足りなくて乾燥している部分があるのに、Tゾーンなど部分的に脂っぽさを感じるのが特徴でニキビができることがあります。
また、皮脂分泌が少ないからニキビと無縁と思われがちな乾燥肌の場合も注意が必要です。新陳代謝が滞ることや乾燥による角質肥厚により、毛穴詰まりが起こり、ニキビができてしまうことがあります。
肌から分泌される皮脂の量と質が問題で
ニキビや吹き出物などができやすくなります。
脂性肌の場合は、一般的に肌が厚めで、毛穴が広がりやすく、皮脂によるテカりが目立ち、くすんでいる、といった特徴があります。このように見えるのは、皮脂が過剰に分泌されていることが原因で、毛穴の黒ずみやニキビができやすくなります。
混合肌の場合、Tゾーンを中心とする、額や鼻やあごにニキビが出やすくなります。それ以外の顔の部位や体には特に問題がなかったり、あるいは乾燥しがちだったりします。「肌の表面はしっとりしているのに、肌内部の水分が不足している状態」のインナードライ肌の場合も、混合肌と同じく、水分量が足りなくて乾燥している部分があるのに、Tゾーンなど部分的に脂っぽさを感じるのが特徴でニキビができることがあります。
また、皮脂分泌が少ないからニキビと無縁と思われがちな乾燥肌の場合も注意が必要です。新陳代謝が滞ることや乾燥による角質肥厚により、毛穴詰まりが起こり、ニキビができてしまうことがあります。
このページの目次
脂性肌や混合肌のニキビ原因と対策
脂性肌や混合肌の方は、普通肌の人と比べると、洗顔の回数が多かったり、念入りに洗ってしまう傾向にあります。過度な洗顔に加え、肌の油分を抑えるために洗浄力の強い洗顔等や化粧水を使ってしまうと、肌への負担が大きくなってしまうことがあります。
混合肌は、顔の部分によって現れるトラブルが異なる肌状態のことをいいます。部分的に肌がテカる、部分的に肌がカサカサする、季節や日によって肌質が変わるなどの状態です。混合肌だと、乾燥しているのかオイリーなのか、わからなくなってしまいがち。
とはいえ、基本的に水分・油分のアンバランスが原因といわれます。乾燥している部分には重ね付けで保湿する、逆にオイリーな部分は軽くティッシュオフをする、などの臨機応変なケアを心がけましょう。
- 洗顔から保湿まで「乾燥対策」がカギ!
逆に、敏感肌用の洗浄力の弱い洗顔や、油分の多いクリームなどを使いすぎてベタベタになってしまうと、ニキビは急速に増えやすくなります。
脂性肌や混合肌の人が洗顔の際に重視すべきは、乾燥肌の方と同じく「乾燥対策」。
洗いあがりは肌がつっぱらず、うるおいが残る洗顔料を選ぶことを意識しましょう。
1日2回の洗顔がニキビ対策にはふさわしいと言われていますので、ニキビをつぶしたりこすらないように、やさしい洗顔を心がけましょう。
- 肌を引き締めるタイプのトナーの使用
皮脂が気になる方は、水分と油分のコントロールをして、古い角質や汚れをふき取ってくれるタイプの化粧水(トナー)をうまく利用しましょう。皮脂が気になる方は全顔に、部分的に気になる方はその部分のみにと調整して様子を見ましょう。
- しっかり保湿する!
脂性肌の方は、潤っていると勘違いして保湿を省略しがちです。
乾燥肌、混合肌、普通肌の方と同じく保湿はお肌のバリア機能に必要不可欠なため、オイルやクリームなど重くて濃厚ではない、油分を加えることなくうるおいを与えてくれる、軽いジェル等で保湿をすることがおすすめです。
乾燥肌のニキビ原因と対策
乾燥肌は、肌の水分や皮脂が不足して潤いを感じられない肌状態です。肌が乾燥して少しの皮脂でも毛穴が詰まってニキビができてしまうことも。
もう1つの原因は、肌の細胞が生まれ変わる新陳代謝(ターンオーバー)の乱れです。肌の新陳代謝と肌内部の水分を保持するバリア機能が低下すると、古い角質が排出されにくいため角質層が厚くなってしまいます。それにより毛穴が狭くなるので、皮脂の分泌量が適量であっても、排出されづらくなり、結果ニキビができやすくなってしまうのです。
- しっかり保湿する!
乾燥肌ニキビの改善には、単に皮脂を洗い流すだけではなく、たっぷりの水分を与え、乾燥肌自体を改善することが大切です。乾燥肌の改善に向け、ニキビの有効成分を含む化粧品でお肌のバリア機能を高めるスキンケアを行いましょう。
\ お話をうかがいました /
野村皮膚科医院 院長
野村有子先生
医学博士 皮膚科専門医
<略歴>
1986年 慶應義塾大学医学部卒業後、慶應義塾大学医学部皮膚科教室に入局
1992年 神奈川県警友会けいゆう病院皮膚科に勤務
1998年 横浜市に野村皮膚科医院を開業
<所属学会>
日本皮膚科学会・日本臨床皮膚科医会・日本研究皮膚科学会・日本香粧品学会・日本皮膚アレルギー学会・日本アレルギー学会・ 日本抗加齢医学会・日本在宅医学会・日本風工学会・神奈川県皮膚科医会・横浜市皮膚科医会